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元ショップ店長のフリマアプリ「メルカリ」出品体験ブログ

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ネコポスには補償がない!?らくらくメルカリ便の配送補償のウソ、ホント

メルカリ便の補償

先日、知人がらくらくメルカリ便を利用した際に、配送トラブルで商品が破損してしまったということがありました。

 

らくらくメルカリ便の補償について書かれているサイトには、間違った情報が多かったので記事を書こうと思います。

 

前提として、ネット上にある情報にはヤマト運輸の補償メルカリの補償を混同しているものが多いです。この2つの違いも交えながら解説していきます。

 

ネコポスに補償が無いはウソ!

フェイクニュース

補償はあります。

荷物の紛失・破損に対する補償です。

 

ヤマト運輸の公式HPに記載があります。

荷物の紛失・破損に対する引受限度額は3,000円となります。

出典:ヤマト運輸公式HP ネコポスご利用上の注意より引用

http://www.kuronekoyamato.co.jp/nekoposu/nekoposu.html

 

そしてメルカリアプリの[ガイド]>[らくらくメルカリ便]にはこうあります。

☆配送時にトラブルが発生した際には、商品代金を全額補償!

 

らくらくメルカリ便の補償はヤマト運輸ではなくメルカリ

ファクト

他サイトで間違いがもっとも多かったのがこの点です。らくらくメルカリ便を使用した際の補償は、ヤマト運輸ではなくメルカリが補償してくれます。

 

従って、らくらくメルカリ便の

  • ネコポス
  • 宅急便コンパクト
  • 宅急便

の3つのサービス利用時に、配送過程での破損事故とメルカリ事務局が判断した場合、商品代金が補償されるということです。

 

トラブル時の連絡先

破損事故の際は、ヤマト運輸ではなくメルカリ事務局に問い合わせしましょう。

 

メルカリアプリのメニューから[お問い合わせ]>[お問い合わせ項目を選ぶ]>[トラブルがあった]から項目を選び、問い合わせると良いでしょう。

 

ちなみに冒頭の知人(出品者)のケースでは、破損があったとのことで、受取評価前の段階で事務局へ問い合わせると

 

『このたびは配送過程での破損が考えられますので、事務局側での補償の対応とさせて頂きます。』

 

という旨の個別メッセージをが届き、事務局が

  • 出品者には利益金の反映
  • 購入者には返金処理と破損した商品の破棄をお願いする

という結末でした。

 

 

\破損が心配な商品は袋ではなく”箱型”/

 

ヤマト運輸の規定を理解する

納得する女性

ヤマト運輸には2つの限度額があります。

1つは”引受限度額”、もう一つは”補償限度額”です。

 

ヤマト運輸の引取限度額

ネコポスは先の通り3,000円です。

宅急便コンパクトは30,000円となっています。

 

宅急便コンパクトの引受限度額は3万円です。

出典:ヤマト運輸公式HP 宅急便コンパクトご利用上の注意より引用

http://www.kuronekoyamato.co.jp/compact/compact.html

 

つまり、ヤマト運輸では、ネコポスは3,000円まで、宅急便コンパクトは30,000円までの荷物しか配送を引き受けないということです。

 

まあ、実際問題はグレーだと思いますが、そういうことになっています。

 

ヤマト運輸の補償限度額

この補償限度額は、正確には”損害賠償限度額”または”責任限度額”と言います。

これはヤマト運輸の宅配便利用約款にある言葉です。

 

あまり詳しくは書きませんが、この約款の第三条十二項に、こう記してあります。

十二.責任限度額(一個の荷物につき消費税等を含む価格三十万円)

出典:ヤマト運輸公式HP 宅配便利用約款より引用

http://www.kuronekoyamato.co.jp/yakkan/pdf/y_02_takuhai_riyou.html

 

つまり、解説サイト上などで

ヤマト運輸の補償とされているのは損害賠償のことであり、

ネコポスと宅急便コンパクトの補償額とされているのは引受限度額というわけです。

 

宅急便の補償が30万円なわけではなく、宅配物全般の損害賠償限度額が30万円までで、サービスにより引受限度額を設けているということですね。

 

自分で出来る予防策

メルカリにはこの補償についての細かな記載がなく、管理人の憶測でしかありませんが、恐らくヤマト運輸の約款上、損害賠償に該当する案件をメルカリが補償するということに近いのかなと思います。

 

結局はケースバイケースになってしまうでしょうが、

  • ネコポスでは3,000円までの商品しか利用しない
  • 宅急便コンパクトでは3万円までの商品しか利用しない
  • しっかりと梱包し、梱包物と外箱などの写真を撮影しておく

この3点が安全策になると思います。

 

\封筒もクッション付きなら手間いらず/

 

以上、配送補償のウソ、ホントでした。ネットは色々な検索ができて便利ですが、根拠の無い情報を信じこまないように注意が必要ですね。

 

最後までお読みいただきありがとうございました。