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【ファミコン】ニンテンドークラシックミニ転売に見るネットショッピングの落とし穴

ニンテンドークラシックミニ

画像出典:https://www.nintendo.co.jp/corporate/release/2016/160930.html

 

2016年11月10日に任天堂から発売された「ニンテンドークラシックミニ ファミリーコンピュータ」のせどり(転売)価格がファンの間で話題となっている。

 

 

ニンテンドークラシックミニ ファミリーコンピュータとは?

この製品は任天堂から1983年に発売された初代ファミリーコンピュータのゲームタイトルが遊べる家庭用ゲーム機。

 

タイトルが遊べるといっても過去に発売されていた「ファミコンカセット」が使用できるわけではなく、ゲーム機に内蔵されている30種類のタイトルが遊べるという仕組みだ。

 

本体サイズは名称の通り初代ファミコンよりも二回り以上も小型化されており、約14cm✕11cmの手のひらサイズとなり、HDMI出力やゲームセーブ機能を備えた往年のファミコンファンにはたまらない製品となっている。

 

公式サイト:ニンテンドークラシックミニ ファミリーコンピュータ|任天堂

 

 

転売価格の相場

この製品のメーカー希望小売価格は5,980円(税抜)なので、税込みでは6,458円となる。

 

そして発売から2日目の販売価格はAmazonでは送料込みで12,000円前後~となっており、定価の2倍近い価格で販売されており、なかには3万円近い金額のショップもあった。

 

メルカリでも100点以上の出品が確認できたが、こちらでは8,200円~10,000円ほどでの取引が多いが段々とAmazonの価格に近い価格での出品も増えてきているようだ。

 

 

 

問題視される転売ヤーの存在

このファミコンクラシックミニだけではなく、ネットではこれまでも度々”転売ヤー”の存在が議論となっている。

 

転売ヤーとは商品を転売目的で購入して販売する人のことを指す言葉で、定価よりも高額で販売されるケースが多いことから、その存在を嫌う人も多い。

 

ネットオークションやフリマアプリでも、転売目的で購入したチケット類の販売は規約上ではっきりと禁止しているところがほとんどだが、専門家の意見を見ても、その他の物品に対してはなかなか規制しにくい情況があるようだ。

 

参考記事:嵐などのチケット「転売ヤー」の女性逮捕、なんで「古物営業法違反」なのか? - 弁護士ドットコム

 

 

ネットショッピングの落とし穴

ネットショッピングでは利便性の他に、在庫の豊富さや安さを理由に利用しているユーザーも多い。

 

そして日常的に利用しているサービスで、何気なく購入した商品が定価よりも高いことがあることを知らない人もいるだろう。

 

価格について調べるのもショッピングサイトが一般的であり、メーカーページで調べる人は少ないし、商品名で検索をしても製造メーカーのサイトが上位表示されるとは限らないからだ。

 

いつも購入している商品が安いからと妄信的に利用すると、定価よりも高額で購入することになってしまうかもしれない。それこそがネットショッピングの落とし穴だ。

 

 

正規の価格で購入する方法

ネット通販やネットオークション、フリマアプリの利用が当たり前になってくると、その中でどうにか探そうとしてしまうこともある。

 

しかし正規のメーカー希望小売価格で購入したいのであれば、リアル店舗の存在を忘れてはいけない。ゲーム販売店に出向いて予約すれば、入荷に時間は掛かるが確実に正規の価格以下で購入することはできる。

 

他の商品についても店頭での取扱いがあるものであれば、大概は取り寄せをお願いすることはできるのだ。メーカーが直接ネット販売しているような商品であれば、サイトから予約をしてもいいだろう。

 

簡単なことではあるが、ネットショッピングが日常になり、こういったかつては当たり前だった選択肢が自分の思考から消え去ってはいないか、改めて考えてみる良い機会なのかもしれない。

 

 

来年の1月から専用の収納BOXがいくつか発売される。Amazonでは「予約商品の価格保証」の対象となる商品もあり、人気商品には安心のサービスだ。

 

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