メルカリでの販売手数料は10%ですが、実は本当の意味で10%と言い切れない理由があります。
早速ですが、その理由と本当の手数料の計算方法を紹介したいと思います。
販売手数料10%は着払いの時だけ
販売手数料が、商品代金に対して10%なのは「着払い(購入者負担)」の時だけです。
例えば1,000円で売りたい商品を着払いで販売したときの手数料は
1,000円 ✕ 10% = 100円となり販売利益は900円です。
続いて、同じ商品を送料込みで販売するときに、らくらくメルカリ便の宅急便60サイズの利用で送料750円をプラスして計算すると
手数料は1,750円 ✕ 10% = 175円となります。
この場合の商品代金1,000円に対しての販売手数料は17.5%になり、商品代金から販売手数料175円引いた販売利益は825円です。
この例をまとめるとこうです。
着払いで商品代金1,000円なら販売利益は900円
送料込みで商品代金1,000円なら販売利益は825円
つまり、送料込みで販売すると送料に対しても販売手数料10%が掛かるということです。
送料を除けば同じ価格設定であるつもりが、これでは送料込みにした方が損をしてしまいますね。
※「梱包・発送たのメル便」については配送料金に販売手数料が加算されません。
本当の販売手数料(%)の計算方法
- (商品代金+配送料)✕ 10% = 販売手数料
- 販売手数料 ÷ 商品代金 = 販売手数料の割合
となります。(百分率で表す為の ✕100 は省いています。)
あくまで商品代金に対する考え方ですが、配送料込みで販売すると販売手数料は高くなるわけです。
例を挙げると、価格2,000円で売りたい”宅急便80サイズ”の商品を送料込みで販売した場合
- (2,000円 + 850円 ) ✕ 10% = 285円
- 285円 ÷ 2,000円 = 14.25%
※らくらくメルカリ便の場合
なので、利益金は1,715円となります。
これに対して、2,000円の商品代金を着払いで販売した時の利益金は1,800円です。
これと同額の利益を送料込みで出すためには、2,945円で販売する必要があります。ややこしいですね。
\知らなきゃ損!なメルカード/
もう少しかんたんな考え方
ここまで説明してきましたが、もっと簡単な考え方としてメルカリ便の送料はプラス10%が本当の料金として見るとわかりやすいです。
宅急便60サイズなら750円なので、そこに10%プラスした825円が本当の送料という考え方です。これなら手数料の計算ほど複雑になりません。
※10%を加算したメルカリ便のウラ料金表の記事
メルカリ便もたのメル便の方式にして、配送料を10%プラスして表記するのが一番良心的なのかなと思います。
以上、メルカリ送料込み販売時の本当の手数料のお話でした。