恐怖度:☆☆☆
これは私の知り合いのA子さんが実際に体験したお話です。
一. スマホへの通知
それは、夜はまだ肌寒い四月のとある日に起こった出来事でした。
夕方6時頃、A子さんのスマホに通知が表示されます。
『あ、メルカリにコメントがきた』
A子さんはメルカリを開き、コメントを確認します。
それは出品していた腕時計に対してのコメントでした。
コメント主は仮にB子さんとしましょう。
B子[目立つ傷はありますか?]
A子さんが返します。
A子[細かい傷やスレはあります。]
しばらくすると
B子[その傷は目立ちますか?( ∵ )]
A子さんはイラッとします。
実はこの出品には説明文にその旨をすでに記載してあり、写真もできる限り分かりやすいように撮ったものを最大枚数載せてあったのです。
A子[感じ方に個人差があるので、写真で確認してください。]
一旦コメントを返したものの、このまま取引してもスムーズにいかずにトラブルになるかもしれないと思ったA子さんはB子さんをブロックしたのでした。
このブロックが恐怖への入口となることも知らずに…
二. C子からのコメント
B子さんをブロックしたことに多少の罪悪感があったA子さんでしたが、そんなことも忘れかけていた夜の10時頃、再びメルカリのコメント通知が入ります。
『さっきの腕時計にまたコメントだ』
今度のコメント主は仮にC子さんとしましょう。
C子[込みで◯◯◯◯円になりませんか?]
今度は値段の交渉のようでした。A子さんが返します。
A子[お値下げしたばかりなので、難しいです。ご期待に添えず申し訳ありません。]
するとすぐに返事があります。
C子[それではこれで購入させてください。]
A子さんが返します。
A子[有難うございます。それではそのままお手続きをお願い致します。]
少しするとC子さんからコメントがきます。
開いてみると…。
C子[B子です。ブロック解除してください。]
驚いたA子さんはすぐにC子さんもブロックしました。
そして怖くなり出品していた腕時計ごと削除したのでした…。
幸いなことに、この後には何もなかったそうです。
メルカリで便利な機能「ブロック」。
容易に使える機能ですが、相手によっては、思わぬ手段で連絡を取られることがあるかもしれません。
ブロックをする際は、くれぐれもお気をつけて…。